楽天カードの申し込み画面では、Visa・Mastercard・JCB・American Express の4つから国際ブランドを選びます。

ここで知っておいてほしいのは、"あとからブランドだけを変更することはできない"ということです。
楽天カードの公式FAQには、変更は受け付けておらず、いまのカードを解約して新規に申し込み直す必要がある、と書かれています。

そして作り直すと、入会特典のあるキャンペーンでも対象外になります。
つまり"とりあえず作って、合わなければ変えればいい"が効きにくい選択です。

この記事では、公式の記載だけをもとに、4つのブランドの違いと、選び方の順番を整理します。あとから軌道修正する方法も2つあるので、そこも正確に書きます。

まず前提:楽天カードのブランドは、あとから変更できません

楽天カードで選べる国際ブランドは、Visa・Mastercard・JCB・American Express の4つです。申し込みのときに、このどれかを選びます。

そしてこの選択は、あとから変えられません。

公式FAQに書かれていること
「弊社ではカードのブランド変更はうけたまわっておりません。現在お持ちの楽天カードをご解約のうえ、再度新規にてお申し込みいただく必要がございます。」
※ 楽天カード公式FAQ「持っているカードを異なる国際ブランド(Mastercardなど)に変更したい」(FAQ No.44・2026年6月5日更新)より

"変更手続きが面倒"という話ではなく、変更という手続き自体が用意されていない、ということです。ブランドを変えたければ、いまのカードを解約して、新規で申し込み直すことになります。

デザインの変更とは別の話です楽天カードはデザインの変更に対応しています。ただしデザインごとに選べるブランドが決まっているものがあるため、デザインを変えることで結果的にブランドが変わる、という形にはなりません。ブランドは据え置きです。

「作り直せばいい」がすすめられない理由

解約して申し込み直せばブランドは変えられます。ただし、それなりの代償があります。公式FAQに書かれている内容を並べると、次のようになります。

解約して作り直すと、こうなります
✕ 入会特典が受け取れません
公式には「入会特典のあるキャンペーンでも、再度お申し込みの楽天カードは、入会特典の対象外となります」と明記されています。ブランドを変えるためだけに作り直すと、ここが一番大きな損になります。
⚠ もう一度、審査を受けます
「ご解約前のカードとはご利用可能枠が変更になる場合や、発行のご希望にそえかねる場合がございます」とされています。いま使えている枠が続く保証はありません。
⚠ 年会費は払い直しになります
年会費のあるカードの場合、「ご解約前のカードで年会費をお支払い済であっても、改めて年会費をご請求いたします」とあります。
◯ 手間もそれなりにかかります
解約後2日後以降に申し込み。Edy残高は使い切ってから破棄(破棄後の返金は不可)。楽天ポイントカード番号も新しい番号に変わります。解約の受付はチャットサポートかコンタクトセンター(9:30〜17:30)です。

特に効いてくるのが1つ目です。楽天カードは入会特典のキャンペーンが看板になっていますが、作り直しの申し込みはその対象から外れます。

"とりあえず作って、合わなければあとで変えよう"という進め方がしづらいのは、このためです。

貯めたポイントは引き継げます解約すると楽天ポイントカード機能は使えなくなり、新しいカードのポイントカード番号も別の番号になります。ただし貯めたポイント自体は、以前と同じ楽天ID・パスワードで手続きすれば引き継げると公式に案内されています。ポイントが消えるわけではありません。
選べる国際ブランドを公式で確認する →

※ 選べるブランドはカードの種類・デザインによって異なります

ただし、作り直さずに軌道修正する方法はあります

ここまで読むと詰んでいるように見えますが、公式には逃げ道が2つ用意されています。どちらも解約を伴いません。

作り直さずに軌道修正する方法は2つあります
① 2枚目を別のブランドで作る
公式に「異なるブランドの2枚目カードを追加でお持ちいただくことも可能です。引き続き1枚目に作成した楽天カードもご利用ができ、2枚のカードを併用いただけます」とあります。申し込みは楽天e-NAVIの「カードのお申し込み」内「カードの追加」から。

公式が挙げている組み合わせ例は次の2つです。
・1枚目 楽天カード(JCB)/2枚目 楽天カード(Mastercard)
・1枚目 楽天カード(JCB)/2枚目 楽天PINKカード お買いものパンダデザイン(Visa)

※楽天銀行カードは、どのような組み合わせでも2枚目の楽天カードを持てません。

② 上位カードへ切り替えるときに選び直す
楽天プレミアムカード・楽天ゴールドカードへ切り替える際は、国際ブランドを選び直せます

※楽天ゴールドカードは American Express に対応していません。Visa・Mastercard・JCB の3つから選ぶことになります。
※楽天プレミアムカードへの切り替えと同時に楽天ビジネスカードを申し込む場合は、プレミアムのブランドがいま持っているカードと同じブランドに固定されます。

現実的なのは1つ目です。1枚目をそのまま残したまま、別ブランドの2枚目を足せます。使える店が増えるうえ、片方が止まったときの予備にもなります。

そう考えると、最初の1枚のブランド選びは"一生モノの決断"というほど重くはありません。とはいえ作り直しは損をするので、はじめの1枚は納得して選んでおきたいところです。

デザインを優先すると、ブランドは自動的に決まります

見落とされやすいのがここです。楽天カードはデザインが豊富ですが、"このデザインはこのブランドだけ"というものが少なくありません。好きなキャラクターのデザインを選んだ時点で、ブランドは決まります。

選べるブランド デザインの例
JCB だけ ミッキーマウス/ミニーマウス(楽天カード・楽天PINKカードとも)、"Mika Ninagawa" バタフライ/フラワー
Visa だけ 進撃の巨人(エレン&リヴァイ/調査兵団紋章)、キキ&ララ(星降る夜の願い事/オーロラレトロ)、こぎみゅん、武尊、西友、みずほ楽天カード、ひろぎん楽天カード
Mastercard だけ YOSHIKIデザイン、ヴィッセル神戸デザイン、マイカラーセレクション(全27色)
複数から選べる お買いものパンダ(Visa/Mastercard/JCB/American Express)、ゆうちょ銀行(Mastercard/Visa)、楽天イーグルス(Mastercard/JCB)
※ 楽天カード公式のカード一覧・デザイン一覧(2026年8月時点)より。カードデザインは予告なく変更になる場合があると公式に注記があります。

たとえばミッキーマウスやミニーマウスのデザインを選ぶなら、ブランドはJCBになります。進撃の巨人ならVisa、YOSHIKIデザインやマイカラーセレクションならMastercardです。

逆に、ブランドを自分で選びたい場合は、お買いものパンダデザインのように複数のブランドから選べるものを探すことになります。こちらは4ブランドすべてに対応しています。

4つのブランドは、公式の説明ではこう違います

ブランドごとの違いを、楽天カード公式「選べる国際ブランド」の記載から整理します。各社の宣伝文をそのまま載せているので、数字の集計時点や数え方はそろっていない点に注意してください。

ブランド 加盟店の規模(公式の表記) 公式が挙げている特徴
Visa 世界200以上の国と地域、1億以上の加盟店(160種類の現地通貨に対応) 2032年までオリンピック・パラリンピックのパートナー。韓国・ハワイなど人気の観光地での優待
Mastercard 世界210以上の国や地域、1億カ所以上 会員限定プログラム「Priceless.com」。世界40都市以上で特別な体験を提供
JCB 世界約7,200万店(2026年3月末現在) 国内の大型加盟店との協賛が充実。ディズニーやUSJの貸切イベント招待。海外は日本語対応の「JCBプラザ」
American Express 世界で約6,000万の場所 「アメリカン・エキスプレス・コネクト」の優待。国内はホテル・レストラン・スーパー・ドラッグストアなどで加盟店が拡大
※ 楽天カード公式「選べる国際ブランド」の記載より。4ブランドともタッチ決済に対応しています。加盟店数は公式サイトの表記をそのまま載せており、集計時点や数え方が各社で異なります。単純比較には向きません。

国内で使うぶんには、どのブランドでも大きく困る場面は少ないはずです。差が出やすいのは海外と、ブランド独自の優待をどれだけ使うかです。

なお4ブランドともタッチ決済に対応しています。"かざして払えるかどうか"でブランドを選ぶ必要はありません。

結局どう選ぶか

迷ったときの決め方(上から順に見る)
  1. すでに他社カードを持っているか。持っているなら、同じブランドを重ねるより違うブランドにしておくほうが、使えない店に当たったときの逃げ道になります
  2. 海外で使う予定があるか。公式の表記どおりなら加盟店の規模はVisaとMastercardが大きく、JCBは日本語サポートの窓口が海外にあるのが強みです
  3. 欲しいデザインがあるか。デザインを優先すると、ブランドは自動的に決まります(上の表)
  4. 将来ゴールドにする可能性があるか。ゴールドはAmerican Expressに対応していません
  5. 入会特典に差が付いていないか。ブランドによって特典が異なる時期があります。申込直前に公式で確認してください

1番目を最初に置いたのには理由があります。クレジットカードが使えない場面は、カード自体の問題より"その店がそのブランドに対応していない"ことで起きるからです。手持ちのカードとブランドを分散させておくと、その確率を下げられます。

はじめての1枚で、他社カードを持っていない場合は、加盟店の規模が大きいブランドを選んでおくと無難です。そのうえで、欲しいデザインがあるならそちらを優先しても構いません。2枚目で別ブランドを足せるからです。

まとめ

楽天カードのブランド選びで押さえておきたいのは、次の3つです。

ひとつ、あとからブランドだけを変更することはできません。
ふたつ、解約して作り直すと入会特典の対象外になり、審査もやり直しになります。
みっつ、それでも2枚目を別ブランドで作る道と、上位カードへ切り替えるときに選び直す道が残されています。

この3つを踏まえたうえで、手持ちのカードとの兼ね合い、海外で使うかどうか、欲しいデザインがあるかを順に見ていけば、迷う時間はかなり減るはずです。

ブランドは申込画面で決めきる

最新の条件は、申し込む前に公式サイトで確認してください

選べるブランドはカードの種類やデザインによって変わります。入会特典の内容もキャンペーンの時期によって変わり、ブランドによって差が付くこともあります。この記事の内容は2026年8月時点のものです。申し込む直前に、必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

▶ 楽天カードのブランドとデザインを公式サイトで見る
※ カードのお申し込みには審査があります。審査の結果、ご希望にそえない場合があります

※本記事は2026年8月時点の楽天カード公式サイトおよび公式FAQ(FAQ No.44・2026年6月5日更新/「選べる国際ブランド」/カード一覧)の記載をもとに作成しています。選べるブランド・デザイン・年会費・特典の内容は変更されることがあります。お申し込みの前に、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。