先に結論を書きます。
Misocaを使い始めるなら、「無料体験」ではなく「プラン15の年契約」から申し込むほうが得です。
無料体験は、期間が終わると自動で無料プラン(請求書は月10通まで)に切り替わります。
そして公式の案内では、無料プランの利用者は「初年度無償キャンペーン」の対象外です。
つまり無料体験から入ると、プラン15を1年間無料で使える機会がなくなります。
反対に、プラン15の年契約から始めて2年目を更新しなければ、行き着く先は同じ無料プランです。
この記事では、公式の料金ページと利用規約に書かれている条件だけで、この2つの始め方を比べます。
無料体験が終わると、自動で「無料プラン」に切り替わる
Misocaは、見積書・納品書・請求書をブラウザやスマホで作って、メールやPDFで送れる弥生株式会社のサービスです。
申込画面には「無料体験」と、有償の「プラン15」「プラン100」などが並んでいます。
まずは無料で試したい、と無料体験を選ぶ人が多いと思いますが、ここに見落としやすい決まりがあります。
利用規約では、無料体験の期間は「申込日から申込月の翌月末日まで」です。
その間に有償プランへ変更しなければ、翌月1日から自動で「無料プラン」に切り替わります。
無料プランは、請求書を月10通まで作れるプランです。
ここまでなら問題はありません。
引っかかるのは、公式の料金ページにある初年度無償キャンペーンの注記です。
ところが、その注記には、無料プランを利用している人は対象外と書かれています。
無料体験の期間中に年契約へ変更すればキャンペーンを使えますが、期間を過ぎて無料プランに切り替わったあとでは使えません。
あとで15通では足りなくなってプラン15に変えるときは、最初から年額8,800円+税を払うことになります。
プラン15の年契約から始めても、行き着く先は同じ無料プラン
では、最初からプラン15の年契約で申し込むとどうなるか。
2つの始め方を、利用規約と料金ページの条件で並べるとこうなります。
| 無料体験から始める | プラン15(年契約)から始める | |
|---|---|---|
| 最初の期間 | 申込月の翌月末まで | 申込月から13か月目の末日まで |
| その間の料金 | 0円 | 0円(初年度無償キャンペーン) |
| そのあと何もしないと | 無料プランに自動で切り替わる | 年額8,800円+税で自動更新 |
| 更新しない連絡をすると | ― | 無料プランに切り替わる |
| あとから「1年間無料」を使えるか | 使えない (無料プランの利用者は対象外) |
すでに使っている |

ポイントは表の4行目です。
プラン15の年契約は、2年目の更新をしない連絡をすると、契約が終わった翌月1日から無料プランに移ります(利用規約 第7条)。
つまり、プラン15から始めても、2年目に払わないと決めれば、無料体験から始めた人と同じ無料プランに着きます。
違うのは、そこまでの最大13か月を、月15通・郵送代行・電話サポートつきのプラン15で使えたかどうかだけです。
無料体験から始めて得をする場面は、ほとんどありません。
あえて言えば、自動更新用の支払い方法(口座振替かクレジットカード)を登録したくない人くらいです。
「1年間」は、申込月から13か月目の末日まで
Misocaの利用規約では、年契約の最初の契約期間は「申込日から、申込月を1か月目として13か月目の末日まで」です。
月の途中で申し込んでも、申込月の残りの日数で損をしない数え方です。
・2026年10月に申し込んだ場合:2027年10月31日まで。更新しない連絡の期限は2027年9月30日
・2027年3月(31日まで)に申し込んだ場合:2028年3月31日まで。更新しない連絡の期限は2028年2月29日
公式の料金ページによると、更新の前には案内のメールが届きます。
それでも見落とすと年額8,800円+税が引き落とされるので、申し込んだ日に期限をカレンダーへ入れておくと安心です。
申込画面で契約期間を選ぶときは「年契約」になっているかを確認してください。
無料プランの10通で足りる人、足りない人
2年目以降も払い続けるかどうかは、1年使ってから決めれば十分です。
その判断の目安になるのが、プランごとの違いです。
| 無料プラン | プラン15 | プラン100 | |
|---|---|---|---|
| 年額(2年目から) | 0円 | 8,800円+税 (税込9,680円) |
33,500円+税 (税込36,850円) |
| 請求書の作成 | 月10通まで | 月15通まで | 月100通まで |
| 見積書・納品書・領収書 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 郵送代行 | 使えない | 1通210円+税 | 1通210円+税 |
| 同時に使える人数 | 使えない | 2名まで | 5名まで |
| 電話・メール・チャット | 使えない | 使える | 使える |
| 会計ソフト連携・PDF・メール送付 | 使える | 使える | 使える |

通数の上限が数えるのは請求書だけで、見積書・納品書・領収書はどのプランでも無制限です。
取引先が月に数社のフリーランスや副業の人なら、無料プランの月10通で収まることが多いはずです。
一方で、次のどれかに当てはまる人は、2年目もプラン15を続ける理由があります。
・請求書を紙で郵送してほしいと言われる取引先がある(郵送代行は無料プランでは使えない)
・家族やスタッフと一緒に請求書を作る(同時利用は無料プランでは使えない)
・操作で困ったときに電話やチャットで聞きたい
・月によって請求書が10通を超える
プラン15で15通を超えた月は、1通70円+税で追加できます。
インボイス制度への対応は、公式の機能ページで、登録番号の記載と、税率ごとに分けた消費税額の自動集計が案内されています。
会計ソフトとの連携や、PDFでの保存・メールでの送付は、無料プランでも使えます。
取引先から届いた請求書の登録番号が本物かどうかは、国税庁の公表情報で確かめられます。このサイトのインボイス登録番号検索に「T」から始まる番号を入れると、事業者名や登録日、取り消されていないかを表示します。確定申告のソフト選びで迷っている人は、やよいの青色申告オンラインの初年度無料はいつまで?もあわせてどうぞ。
キャンペーンを使えない人
公式の料金ページに書かれている、初年度無償キャンペーンの対象外になる条件は次のとおりです。
・無料プランをすでに使っている
・無料体験の期間を過ぎた
・以前に解約して、もう一度申し込む
・同じ事業者でキャンペーンを使ったことがある(1事業者1回まで)
・月契約で申し込む
また、無料でも自動更新に使う支払い方法(口座振替かクレジットカード)の登録が必要です。
キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があると書かれています。
申し込みの流れ
1. 弥生IDを登録する(弥生の他のサービスで作ったIDがあれば、それを使う)
2. プランは「無料体験」ではなく「プラン15」を選び、契約期間を「年契約」にする
3. 自動更新に使う支払い方法(口座振替かクレジットカード)を登録する
4. 自分の事業者名・振込先・インボイスの登録番号を設定して、1通目の請求書を作る
5. マイポータルで契約の終了日を確認し、その前月末日をカレンダーに入れる
請求書が月100通近くになる見込みなら、2の段階でプラン100を選んでも同じく初年度無料です。
申し込むときは「無料体験」ではなく「プラン15(年契約)」を選ぶ
Misocaは、年契約のプラン15とプラン100が初年度無料です。無料体験から始めると、期間が終わったあと無料プランに切り替わり、このキャンペーンは使えなくなります。プラン15の年契約なら、1年使って更新しなければ同じ無料プランに移るだけです。
▶ Misocaの料金プランを見る
※ 初年度無料でも、自動更新用の支払い方法(口座振替かクレジットカード)の登録が必要です。月契約はキャンペーンの対象外です
まとめ
「まずは無料体験で」という選び方は、多くのサービスでは正解です。
ただMisocaの場合は、無料体験のあとに無料プランへ自動で移り、その時点で1年間無料のキャンペーンの対象から外れます。
プラン15の年契約から始めれば、最大13か月は0円で上のプランを使えて、合わなければ更新しないだけで無料プランに移れます。
始め方を1つ変えるだけで、同じ0円でも使える範囲が広がります。
キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があります。
申し込む時点の料金・条件は公式ページで、契約の終了日は申し込み後のマイポータルで確認してください。
