先に結論を書きます。
やよいの青色申告 オンラインの「初年度無料」は、2027年3月15日までの申込分が対象です(セルフ・ベーシックプラン)。
そして意外と知られていないのが、契約の終わり方です。
利用規約では、最初の契約期間は「申込日から、申込月を1か月目として13か月目の末日まで」と決まっています。
つまり、いつ申し込むかで、無料のうちに迎えられる確定申告の回数が変わります。
もう1つ、最初に「無料体験プラン」を選ぶと、決算・申告の機能が使えません。
この記事では、公式の料金ページと利用規約に書かれている条件だけを使って、申し込む前に知っておきたい日付を整理します。
初年度無料の対象は、セルフとベーシックの2プラン
やよいの青色申告 オンラインには、有償のプランが3つあります。
そのうちセルフプランとベーシックプランが初年度無料、トータルプランが初年度半額です。
違いは機能ではなく、サポートの手厚さです。公式のよくある質問でも、どのプランでもすべての機能が使えると案内されています。
| プラン | 初年度 | 2年目から(年額) | サポート |
|---|---|---|---|
| セルフ | 0円 | 11,800円+税 (税込12,980円) |
WebのFAQのみ 電話・メール・チャットなし |
| ベーシック | 0円 | 22,800円+税 (税込25,080円) |
電話・メール・チャット 電話は契約期間中10回まで |
| トータル | 19,800円+税 (半額・税込21,780円) |
39,600円+税 (税込43,560円) |
ベーシックの内容+ 仕訳・経理・確定申告の相談 |
初年度の料金がかからないのは、2027年3月15日までに申し込んだ分です。
ただし条件がいくつかあります。
・無料でも、自動更新に使う支払い方法(口座振替かクレジットカード)の登録が必要
・キャンペーンは1事業者につき1回だけ
・一度解約してから申し込み直した場合は対象外
・やよいの白色申告 オンラインで同じキャンペーンを使ったことがある場合も対象外
支払い方法を登録するのは、2年目に自動で更新されるためです。
この「2年目がいつ来るのか」が、次の話です。
青色申告承認申請書の期限に間に合わず、1年目が白色申告になる人は、白色申告オンラインのどのプランを選ぶかに注意が必要です。白色の「ベーシックプラン1年間無料」を使うと、翌年この初年度無料が使えなくなります。青色申告に間に合わなかった1年目は、白色申告をフリープランでにまとめています。
「1年」はいつまで?最初の契約は申込月から13か月目の末日まで
やよいの青色申告 オンラインの利用規約には、年契約の最初の契約期間がこう書かれています。
「申込日から、当該申込日が属する月の13ヶ月目の末日まで」。
申し込んだ月を1か月目と数えて、13か月目の月末までということです。
2026年10月15日に申し込んだなら、10月が1か月目で、13か月目は2027年10月。最初の契約は2027年10月31日までになります。
月の途中で申し込んでも、その月の残りが損にならない数え方です。
そして、確定申告の時期はいつも2月中旬から3月15日です。
申し込む月によって、最初の契約のあいだに確定申告が何回来るかが変わります。
| 申し込んだ月 | 最初の契約の終了日 | 更新しない連絡の期限 | 契約中に来る確定申告の期限 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月 | 2027年10月31日(日) | 2027年9月30日(木) | 2026年分:2027年3月15日(月) |
| 2027年1月 | 2028年1月31日(月) | 2027年12月31日(金) | 2026年分:2027年3月15日(月) |
| 2027年3月 (15日まで) |
2028年3月31日(金) | 2028年2月29日(火) | 2026年分:2027年3月15日(月) 2027年分:2028年3月15日(水) |

表のいちばん下を見てください。
2027年3月に申し込むと、最初の契約は2028年3月31日まで続きます。
2027年分の確定申告の期限(2028年3月15日)が、最初の契約の中に入ります。
一方、2026年10月や2027年1月に申し込むと、最初の契約の中に入る確定申告は2026年分の1回だけです。
2027年分を申告するころには、契約が2年目に入っています。
1年分の取引をそこから入力するのは、現実的にはかなり厳しいはずです。
2026年分の申告をソフトでやりたい人は、帳簿づけの時間を考えて早めに申し込むほうが確実です。
反対に、2026年分は別の方法で済ませる予定で、2027年から記帳を始める人なら、申込月を選ぶ意味があります。
なお、キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があると公式に書かれています。
最初に「無料体験プラン」を選ばないほうがいい理由
申込画面には、有償プランとは別に「無料体験プラン」があります。
名前だけ見ると、まずは無料体験から、と選びたくなりますが、確定申告に使うつもりなら向いていません。
理由は2つあります。
1つ目は、無料体験プランでは決算・申告の機能が使えないことです。
帳簿をつける練習はできても、確定申告書は作れません。
2つ目は、期間の短さです。
利用規約では、無料体験の期間は「申込日から申込月の翌月末日まで」です。
そのあいだに有償プランへ切り替えれば初年度無料のキャンペーンも使えますが、期間を過ぎるとキャンペーンは使えなくなり、無料体験に申し込み直すこともできません。
使ってみて合わなければ、2年目の更新をしなければ料金はかかりません(次の節で書く期限までに連絡が必要です)。
確定申告まで使う前提なら、無料体験を経由せずに最初から有償プランを選ぶほうが、切り替えの期限を気にせずに済みます。
セルフかベーシックか。違いは「人に聞けるかどうか」だけ
初年度はどちらも0円なので、迷うのは2年目以降の料金とサポートです。
セルフプランは、Webのよくある質問を自分で読むプランです。
電話・メール・チャットでの問い合わせはできず、操作方法の質問も受け付けていません。
ベーシックプランは、電話・メール・チャットで操作の質問ができます。
ただし電話は契約期間中10回までという上限があります。
仕訳の切り方や確定申告そのものの相談までしたい場合は、トータルプランになります(初年度は半額)。

初めての青色申告で、取引の入力方法に自信がない人は、ベーシックを選んでおくと1年目に詰まったときに聞けます。
去年も自分で申告した人や、調べながら進めるのが苦にならない人は、セルフで足ります。
どちらを選んでも初年度は0円なので、2年目の更新の前に、1年使ってみた実感で決め直せます。
青色申告で申告するには、ソフトとは別に、税務署へ「青色申告承認申請書」を期限までに出しておく必要があります。年の途中で開業した人は開業日から2か月以内です。期限の数え方は開業届の期限は延びた。でも青色申告は2か月のままにまとめています。
2年目に払わないなら、連絡の期限は「終了月の前月末日」
初年度が終わると、契約は自動で更新され、登録した支払い方法で2年目の料金が引き落とされます。
更新したくない場合は、契約が終わる月の前月の末日までに、弥生の決めた方法で更新しない連絡をします。
2026年10月に申し込んだ人なら、期限は2027年9月30日です。
公式の料金ページによると、更新の前には案内のメールが届きます。
それでも、メールを見落とすと1年分の料金が引き落とされるので、申し込んだ日にカレンダーへ期限を入れておくと安心です。
利用規約では、無料プランのあいだもデータは保持されますが、無料プランではやよいの青色申告にログインできません。
帳簿や書類は、原則7年間の保存が求められています(国税庁)。
更新しないと決めたら、契約が終わる前に、提出した申告書・決算書の控えや帳簿を手元に保存しておきましょう。
申し込みの流れ
申し込みは次の流れです。
1. 弥生IDを登録する(弥生のかんたん開業届などで作ったIDがあれば、それを使う)
2. プランを選ぶ(セルフ/ベーシック/トータル)。無料体験プランは選ばない
3. 自動更新に使う支払い方法(口座振替かクレジットカード)を登録する
4. 申し込みが終わったら、マイポータルで契約の終了日を確認し、その前月末日をカレンダーに入れる
キャンペーンは1事業者1回なので、家族の事業とまとめて申し込むことはできません。
申し込むなら、無料体験ではなく最初から有償プランを選ぶ
やよいの青色申告 オンラインは、セルフプランとベーシックプランが初年度無料、トータルプランが初年度半額です。無料体験プランでは決算・申告の機能が使えないので、確定申告まで使うつもりなら、最初から有償プランで申し込むほうが手戻りがありません。
▶ やよいの青色申告 オンラインを見る
※ 初年度無料でも、自動更新用の支払い方法(口座振替かクレジットカード)の登録が必要です。キャンペーンは1事業者1回までです
請求書の発行もこれから決める人は、同じ弥生のMisocaにも「初年度無償」のキャンペーンがあります。こちらも、無料体験から始めて期間が過ぎると対象外になる仕組みです。Misocaは無料体験から始めない。「1年間無料」が使えなくなる仕組みにまとめています。
まとめ
初年度無料という言葉だけ見ると「1年間タダ」で終わりですが、利用規約まで読むと、最初の契約は申込月から13か月目の末日までで、その終わり方には連絡の期限があります。
申し込む前に決めておきたいのは3つです。
どの年分の確定申告に使うか。セルフとベーシックのどちらにするか。そして、2年目を続けるかどうかを判断する日。
この3つが決まっていれば、無料の1年を取りこぼさずに使えます。
キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があります。
申し込む時点の料金・条件は公式ページで、契約の終了日は申し込み後のマイポータルで確認してください。
